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カーフィルムの剥がし方にはコツがある!手順と道具・注意点を解説
2022年12月26日
劣化したり、空気が入ってしまったりしたカーフィルムは剥がして新しいものに取り替えたいもの。しかし、自分でキレイに剥がすのは難しいと感じていませんか?
跡が残ってしまうのではないか心配・・・実はコツさえ分かれば、高価な道具を揃えなくても自分でキレイにカーフィルムを剥がせます。
基本の道具や流れを解説するので、ぜひ参考にしてください。
【基礎編】カーフィルムの剥がし方と必要な道具を解説
まずはカーフィルムを剥がす基本の流れと、必要な道具について解説します。
特別な道具や方法が必要というより、コツをしっかり押さえるのがポイントです。
一つひとつ解説しますので、最後まで目を通してから挑戦してください。
まずは道具を揃えよう
まずはフィルムを剥がすための道具を揃えましょう。
● ドライヤーもしくはスチーマー
● 石けん水
● 新聞紙
カーフィルムを剥がすための道具はこれだけです。大変なのはカーフィルムを剥がしたらガラスに糊がべったりと残ってしまった場合で、糊を除去するために別の道具が必要になります。
カーフィルムの状態によりますが、ドライヤーだけでキレイに剥がせる場合もあります。
劣化が進んでいると丁寧に剥がしても糊が残る確率が高いので、糊を除去するための道具も用意しておく方がいいでしょう。
ドライヤーもスチーマーも家庭用のもので十分です。
夏場の屋外であれば、ドライヤーやスチーマーがなくても太陽の熱だけで剥がせる場合もあります。
石けん水は市販のものもありますが、台所で使っている洗剤でも大丈夫。
スプレーボトルに水を入れて、そこに洗剤を1~2滴加えてください。
コツを伝授!フィルムをキレイに剥がす手順を解説
続いて、カーフィルムをキレイに剥がすための手順を解説します。
ドライヤーやスチーマーで温めながら剥がす方法と、石けん水を吹きかけて剥がす方法とがあります。
温めて剥がす方法 |
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石けん水で剥がす方法 |
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温めて剥がす場合、いきなり剥がし始めるのではなく、まずは用意したドライヤーやスチーマーでカーフィルムを温めるのがコツです。
熱で糊が溶けて剥がしやすくなります。
石けん水の場合、新聞紙が乾いてきたら石けん水を拭きかけてください。
しっかりとカーフィルムを蒸らすと、糊が溶けて剥がしやすくなります。
できるだけ糊を残さないためには、剥がし方も重要。
力が入れやすいからとカーフィルムを下に引っ張る方が多いのですが、実は糊が残りやすい剥がし方です。
カーフィルムを持ち上げるように上に引っ張りながら剥がしていくと、ガラスに糊が残りにくくなるのでお試しください。
また、持つのはできるだけガラスに近い部分のカーフィルムです。剥がしていて邪魔になったら、ハサミやカッターで余分なカーフィルムを切りながら剥がしていきましょう。
【必見】残った糊もキレイに取り去る剥がし方
カーフィルムがキレイに剥がせればいいのですが、ガラスに糊が残ってしまう場合もあります。
糊を剥がすには根気が必要ですが、糊剥がしスプレーとヘラを用意して、コツコツふやかしながら剥がしていきましょう。
道具や手順について詳しく解説します。
残った糊を剥がすならコレ!必要な道具を紹介
ガラスに残った糊を剥がすには、次のような道具を用意しましょう。
● スチールウール
● ヘラ
● 糊剥がし剤もしくはシリコンオフ
スチールウールとは、非常に細かい鉄繊維でできた、たわしです。
ホームセンターなどに売っていますし、ネット通販でも購入可能。
カーフィルムを剥がす場合に向いているのは000番で、500円程度で購入できます。
糊剥がし剤は強力なものを選びましょう。
スプレータイプのもので、700円程度から購入できます。
カー用品のシリコンオフでも糊を剥がせますが、揮発性が高いため、車内で使用する際は換気を十分に行ってください。
シリコンオフも700円程度から購入できます。
ヘラは安いもので問題ありません。
自分が使いやすいサイズのものを選びましょう。
ホームセンターのほか、100円ショップでも売っています。
糊を剥がす手順とコツ・注意点を解説
次に糊を剥がす手順をご紹介します。
カーフィルムを剥がす時と同様にコツを押さえればキレイにできますが、注意点もあるので確認してください。
スチールウールを使う場合 |
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ヘラを使う場合 |
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スチールウールはしばらく使うと目詰まりするので、擦る面を変えてください。
強く擦るのではなく、糊剥がし剤やシリコンオフで糊を溶かしながら擦っていくイメージです。
ヘラの場合も、力ずくで糊を落とそうとするとガラスに傷をつける可能性があります。
糊剥がし剤やシリコンオフをたっぷり使って、糊を溶かしながら削ぎ落としていってください。
糊が気にならなくなるまで、何度か同じ作業を繰り返します。
最後はペーパータオルやウェスで拭きあげて終わりです。
カッターやナイフで削って取る方法は、ガラスに傷をつける可能性が高いので避けてください。
時間をかけて、根気よく続けるのがガラスをキレイにするコツです。
カーフィルムをキレイに剥がしたいなら専門店に頼もう
道具を揃え、時間をかければ自宅でもカーフィルムをキレイに剥がせます。
しかし、劣化したカーフィルムをキレイに剥がすには時間がかかりますし、すべてを確実に落とせるとは限りません。
愛車を美しく保ちたいのであれば、専門店に頼るのが確実です。
カーフィルムは貼るよりも剥がす方が大変なので、専門店ではカーフィルムを剥がすだけの施行は受け付けていない店舗もあります。
オートバックスやイエローハットでは、新しくカーフィルムを貼るサービスとセットになっていて、以下のような料金になります。
オートバックス | 軽自動車…13,000円~30,000円 ワゴン車…18,000円~30,000円 セダン…18,000円~40,000円 |
イエローハット | 軽自動車…17,380円~ ワゴン車…26,100円~ 普通車…22,500円~ |
使用するカーフィルムの種類や車のサイズによって料金が変わるため、正確な料金が知りたい方は、お近くの店舗に問い合わせてみてください。
なお、カーフィルムを剥がすための費用が追加される場合もあるので注意しましょう。
そのほか、専門店でカーフィルムを剥がす場合、どのくらい料金がかかるのか調べてみました。
店舗によっては後部席3面のセット価格として設定しているなど、それぞれ料金設定が異なります。
目安としてご覧ください。
リアガラス1面 | 10,000円~ |
ドア1面 | 3,300円~ |
三角窓 | 1,000円~ |
フロントガラス1面 | 13,200円~ |
自分で道具を揃えて剥ぐ場合、スプレーやスチールウール、ヘラを揃えても2,000円程度です。
専門店に頼むよりかなり安く済みますが、かなり根気が必要な作業です。
「ガラスに少しも傷をつけたくない」「時間をかけて剥がしている余裕がない」という方は、専門店を頼るのが正解でしょう。
まとめ
カーフィルムは、はじめにドライヤーなどで温めて剥がすと、糊が残らずキレイに剥がせる確率が上がります。
糊が残っても糊剥がし剤などを使って根気よく擦っていけば、個人でもかなりキレイになるでしょう。
ただ、費用は抑えられても時間と根気が必要な作業ですし、傷をつけてしまう危険も。
専門店ならプロの技術力でキレイに仕上げてもらえます。
「絶対に愛車を傷つけたくない」「コツコツと作業するのが苦手」な方は、専門店に依頼しましょう。